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想い出のバブル期

信用金庫の支店長は私への区の融資について懸念と、不安をもっているそうだ。営業の青年からその話を聞いて、御無理ごもっともと思うと同時に、色々なことを思い出した。40年昔の無謀な設備投資と消費動向。そしてここ15年のてんてこ舞いの資金繰りのことなど。いろいろなことを思い出し、よくもまあ、大過なく生きてきたものだと思うばかりだ。

 

 融資といっても140万の軽ワゴン車をかうための融資申し込みに過ぎないのであるが、私の収入レベルに即するならば、支店長の懸念と不安のほうが正しいに相違ない。本当は140万の新車に手を出すような収入レベルではないのかも知れない。

 思い出すなあ、40年弱の昔。収入レベルは今より少なく、不安定だった。にもかかわらず、月12万円の印刷機のローンを抱えているにもかかわらず、トヨタのカリブを買ったのであった。たしか月6万円のローンだったと記憶する。C・W・二コルさんがカリブに乗っているのを週刊誌で見て、おれも欲しいで買っただけの話なのだ。当時は納品、配達はしなくてもよかったから、車は不要だったのである。恐ろしいことやるをもんだて。

 恐ろしいことと言えば、2400万円の印刷機を本気で買うことを考えたことがあった。いいことばかりを夢に見て、胸算用したのであった。今電卓で計算してみると、元金返済でけでも月40万だ。当時は金利も高かったし、あれを買っていたら人生どうなっていたんだろう。

 高い買い物をすると、金銭感覚が変になって、高額のオプションにも平気になってしまう。400万円のハイデルGTOを買った時などは、60万円のオプションを進められて購入したが、結局一度も使う機会がなかった。恐ろしいことであった。ここで仕事を初めて15年だが、機械設備への投資は多分70万を越えていないだろう。