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二話

 ラジオで面白いというか、為になるというか、非常にいい話を二話聞いた。

 一つは女優の渡辺えりさん。えり子からえりに改名したそうだ。改名話も考えさせられるものがあったがそれはさておき、彼女の貧乏時代の物語の果ての言葉。貧乏とは言っても甘えが許される貧乏だった。ところが今の若者は甘えが許されない貧乏だ。若者時代を昔に送ることができてほんとうに良かった。この言葉にはガツンと来るものがあった。数日前のNHKのインタビュー番組を聴いたときは、ひょっとしたら若年性認知症が進んでいるのではないかと心配したが、杞憂であった。

 「人生は冥土までの暇つぶし」を読んで、やっぱりそうかと思ったのであるが。学生支援機構というのは、その実態ほとんどサラ金であるらしい。貧乏ならまだしも、500万もの奨学金債務を背負って社会に出なければならないとは。貧乏と債務は性質が違う。債務は厳しい。己の利権にしか関心のない者たちによってガッチリと固められた世の中である。

 NHKの夕方のニュースに三菱総研勤務の女性中国人社員が「爆買い」について解説してくれた。全体として非常に面白かったが、極めつけはこれだ。「中国は激しい競争社会で、大気汚染も厳しい。中国人は癒しを求めて日本に来るのです」これは非常に重要なヒントだ。