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金貸し機構

 ジャガイモを蒸して食べてみたらあまりにも旨いので、昨日今日で4個ほど食べてしまった。そのせいか今日はほんの少し体調が良くない。昨夜「馬医」を4話も見てしまったのも影響しているだろう。きんぴらを抜いたのも響いたのだろう。毎日決まったものを少料量粗食しないと体が受付なくなっているようだ。今夜はきんぴらを肴に焼酎を定量に留めて寝よう。

 堤未果の「貧困大陸アメリカ」によると、2004年の話だが、同年春に卒業する米国の学生にアンケートを取ってみたところ、テロが怖いと答えたものが13.4%で、仕事が見つからないことが31.2%、これ以上借金が増えることと答えたものが32.4%だったそうだ。全く同感だ。テロよりも仕事が見つからない方がずっと怖いし、借金が増えることの方が遥かに怖い。大学生の24%は学費をクレジットカードで払っていて、70%以上の学生が文房具や食事、教科書の購入までカードで行っていたそうだ。カードを使うということは現金を全く持っていないことを意味する。「予算の裏付け」もなく消費していたわけだ。恐ろしいことである。

 日本でも「日本学生支援機構」が最近にわかに問題視されている。いろいろ調べてみると、ほとんど学生相手の金貸し団体だ。金貸し団体のくせに債権回収は取り立てのプロに任せているというから、豚でもない連中である

 5年ほど前、届け物を頼まれて隣村の親戚の家を訪ねた時のことである。茶飲み話をしながら聞いてみると、その家の子どもが二人、東京の私立大学に通っているとのこと。学費が大変でしょうと水を向けてみると、聞くも涙語るも涙の物語だった。なんでこんな田舎の百姓家が、バカ高い学費を払って子どもを大学に通わせなくてはならないのよ、と車の中で呟きながら家路についたものである。

 二人の学費を合計すれば、食べ物屋の一軒くらいは楽に開業できるだろう。どうしてそういうことに考えが及ばないのか。まあ、もっとも最近は食べ物屋さんも飲み屋さんも大変みたいだけど。それでも就職できるかどうかも解らない大学に、バカ高い学費を払って通わせるよりもマシではないか。

 「四年生の大学を卒業しても賃金の低い職にしか就けず、カード地獄から抜け出すためにさらに借金を重ねて修士号を取りに学校に戻る学生もいる」と堤未果は記す。まことに今時の日米の学生はたいへんだわ。