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質屋

 三日続きの体調不良だ。今日は特に仕事でクレームが付いたので心身共にダメージがきつい。この歳になってなって仕事にクレームが付くと、なんか根源的なダメージになる。損得ではなく、お前の人間性そのものが間違っているのだと言われたような心境になる。それはしかし、事実ではある。

 仕事に使う古新聞に目をやると面白い記事が目に止まった。母親が質屋をやっていたという、山形県酒田市在住の67歳の主婦からの投書である。質屋というと今では時代劇に登場するくらいなので、何にも知らなかったなぁとネット検索してみたところ、いろいろなことが解った。

 質屋から金を借りる利点は以下の三つだそうだ。

① ブラックリストの人でも担保があれば借入可。

② 返せない場合でも担保が流れて借金がチャラになるので、雪だるま式に借金が嵩むことはない。

③ 通常の金融は1か月後から返済しなければならないが、質屋は3ヶ月後に一括返済。

 質屋さんの法定年利は109%だそうだ。意外と凄いんだ。まあ、月利10%と考えてよい。ローレックスの腕時計を質草に入れて10万円を借りたとすると、1ヶ月後に受けだす時には1万円利息を払わなければならないのだ。3ヶ月後に一括返済とはいってもそのときには30%位の利息を用意する必要があるから、なかなか大変である。質屋通いも決して楽ではない。

 酒田の主婦からの投書には、毎月腕時計を質入れいした金で運動部員に思いっきり飯を食わせる高校教師の話が書かれていた。借入金は多分1万円ほどだろう。給料日に千円程度の利息を払って受け出す。その程度だったら一種のゲームとして悪くないかも知れない。

 

 使い捨ての時代である。物に価値があってないような時代である。質屋さんにとっては大変難しい時代であるだろう。