読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

あの日へ帰りたい

 曽野綾子が近頃話題の「日本死ね」ブログと、教師の進路指導によっ志望校を受験できずに自殺した中学生ことについて、産経新聞に書いていた。曽野婆さんも産経も好きくないが、婆さんの言い分には一部賛同し、一部感心出来ないものがある

 日本が好きくないなら日本を出て行って、ゴビ砂漠を彷徨ったらいいみたいなことを書いているが、そんなこと言っていいのかな。介護してくれる人がいなくなるぞ。お前なんか邪魔っけだとばかりに介護老人ホームのベランダから突き落とされるぞ。どうぞこの放射能まみれの日本に留まって、私たちの面倒を見てくださいと懇願する立場でねーの。

 もう一つ甘えーなあ、と感心出来なかった発言がある。テレビ番組で四畳半一間がどうのこうのと言ったらしいが、ほんと、現実知らずの婆さんだ。今の賃貸住宅は全てバブル仕様なのさ。すべて2DKなのさ。生活保護を受けている知り合いの爺さんも2DK暮らしだ。三畳一間で十分なのに、2DKに無理やり住まわされて生活保護費の半分をふんだくられる。笑っちゃうね。三畳一間とか、四畳半一間があったら泣きの泪だよ。今時そんな間取りのアパートがあったら、わしらようなギリギリの年金受給者でも、車中泊などせずに暮らしてゆける。

 ものはためしとばかりにその「日本死ね」ブログを検索してみたら、辿り着くことが出来た。曽野婆さんは「汚い」などとくさしていたが、意外とまともなことを言っている。婆さんが言うほどには酷いものだはない。ただし、もう少し子を持つ親の立場が繊細に表現されていたらと惜しまれる。

 ああ、三畳一間。四畳半一間。あの日へ帰りたいね。