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実名

 *今日の歌

怖いもの見たさに実名でネット検索を

 することありぬ今宵も

 

ヨン・ミンジョン腫れし瞼の内側で

 グルグル回る二つの目玉

 

 日曜日の夕方に仕事をするのがいやになって早めに切り上げ、酒を飲みながら韓流ドラマを見てしまったことが昨日、今日とがっつり祟ってきた。あした、あさってにも祟るのかも知れない。予想はしていたが恐ろしいことだ。

 

 雪山登山をする人はしみじみ凄いと思う。重い荷物を背負って雪深い山を登ってゆくのだから。私などは空身でも最大100mくらいが限界だ。

 膝とか、胸まで埋まるような雪の中を「ラッセル」して進むということはホントにきついんだわ。5メートルくらい歩いただけで汗が吹き出しそうになるし、息があがる。汗で体が濡れると始末が悪いことになるから、ほんのちょっと進んだだけで休憩をいれる必要がある。空身で平地を行くだけでも至難なのに、重い荷物を背負って山を登って行くなんて、十字架を背負って坂を登ってゆくイエス・キリストみたいなもんだよ。

 

 しかし、昔の人はほんとに凄かった。母方の祖父は毎年正月元旦に我が家にきてくれた。元旦の夜明け前に家を出発して、我が家に着くのは夜の6時とか7時頃だった。なんと吹雪の峠路を14時間をかけて踏破してきたのであった。我が家に着いた祖父が帽子を取ると、頭からぼうぼうと蒸気が立ち上ったものであった。そりゃ、そうだろう。しかし、それにしたも祖父は、正月元旦を我が家で過ごさずに、吹雪の峠を越えて我が家にやってきたのだろう。しかし、当時はことを全く不思議に思うことはなかった。我が家に着いた祖父は汗に濡れた下着などを取り換えてどぶろくを飲む前に、我々孫たちにお年玉を手渡してくれたのであった。祖父が手渡してくれるお年玉が私たちの唯一のお年玉だったのである。だから、正月元旦に祖父が我が家に到来することになんの不思議感はなかったのである。

 それにしても、膝まで、時には胸まで埋まるような上り坂、下り坂を、14時間前後もの時間をかけてやってくるとは、昔のひとはホントに偉かった。